私が居なくて大丈夫?元気にしてる?無理してない?

母を想う

幼い子どもを亡くした母親は、子どもの没後

あの世で、私が付いていなくて一人で大丈夫だろうか

と、思われる方が多いらしい。

親は、いくつになっても親。
母からは特に私が出産後もお世話になりっぱなしだった。

してもらうことばかりで、恩返しなんてとてもできていなかった。

それでも、私の傲りだろうか、こんなこともふと考える。

母は機械が大の苦手で、コードの配線なんて当然できない。

家電の入替となれば、買い替えであっても初めの使用に手こずる。

だから、家電はいつも父と買いに行って、父が説明書をざっと読んでから母に教える。

パソコンやスマホも当然苦手。

パソコンやスマホは父も苦手だから、電子入力や登録が必要なものは、主に長女である私か三女が代行していた。

母が亡くなる3週間前、私が母の自動車保険の更新手続きをした。

その時は、

代わりにこういうことやってくれる人がいると本当に助かる。
ありがとう。
免許返納まで、よろしくね^^

と言っていたのに。

母が亡くなって、母を想う。

母は、元気にしているだろうか

頼まれごとに嫌と言えず、無理してないだろうか

母の愚痴を、聞いてくれる人はいるんだろうか

そして、何より

機械の操作や説明を、誰か代わってあげてるだろうか

と。

肉体が無くなって、”あの世”や”魂”でさえあるかどうかも分からないのに、

元気にしてるかとか機械操作がとか、

科学者が聞いたら、呆れられちゃうかな。

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