愛する人を亡くした時|E.A.グロルマン

こちらの本によると、

・親の死は過去を失う
・配偶者の死は現在を失う
・子供の死は未来を失う
・恋人・友人・知人の死は自分の一部を失う。

愛する人を亡くした時|E.A.グロルマン

配偶者と子を亡くしたことはなく父も健在なので 母の死しか分かりませんが、

母を亡くしても、失う未来は当然あります。

一般的に子を失うというのは稀なことで、子を失った場合その先の未来は一変するでしょう。

子ども以外を失った時のそれは、子を失うことに比べたら大したことはないですよという こじつけの表現ではないでしょうか。

最愛の一人息子(若しくは一人娘)を失い― という表現がありますが、

私にとって最愛とは誰だろう。

夫や子どもも当然愛しているけれど、最愛と言われると母だって候補の一人でした。

最愛の母を失い、

母と話したかったことや、一緒に行きたかったところ、一緒に食べたかったものが叶わなくなったのは、現在を失ったということではないでしょうか。

「子育てが落ち着いたら、また一緒にバスツアーに行こうよ。孫もいればもっと楽しいけど、もうちょっと大きくなってからだね。」
いつか、我が家と実家のメンバーで旅行をしたいと言った約束が叶わなくなったのは、未来を失ったということではないでしょうか。

親を早くに亡くすほど、失う未来も現在も当然多くなります。

母が亡くなって2年が過ぎても尚、

『お母さんに会いたいなぁ』と思って目覚める梅雨の朝。

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