せめて お正月くらいは会えたら

母を想う

初夢ではなかったと思う

確か、2日の朝だったと思うけど、そうすると1日に寝て見た夢だったら初夢ということになるのかな?

夢に母が出てきた。

なんということない、まだ実家で暮らしていたころの夢だったように思う。

たった数日前のことなのに、もう曖昧。

風邪ぎみで喉が痛かったので、その日は私だけ別室に寝かせてもらっていた。

起きてから、とてつもない寂しさに襲われた。

それでも、仕事や予定があれば、さっさと起きて身支度を始めただろう。

正月で、子どもの習い事もなく、旅行や夫実家への帰郷は年末から元日に済ませていたので、2日は特に予定無し。

涙が止まらなくなった。

止める必要も無かった。

そうなると、決まって考える。

映画『コーヒーが冷めないうちに』のように、死者に会うためには複雑な条件があった場合、なかなかその機会を決めるのは難しい。

けれど、親戚一同が集まる お正月くらい、亡き人ともせめて年に一度でも会えたらどれほど嬉しいだろう。

死後の世界があって、母の魂がまだ存在するなら、きっと母も同じようなことを考えているだろう。

死後の世界から、こちらの世界に来るのに、『コーヒーが冷めないうちに』ほどの困難な条件が無かったとしたら、

多少、条件が緩和されていたとしたら、

2日の朝

もしかしたら、母が私の枕元に来ていたのかもしれない

コメント

タイトルとURLをコピーしました