母は、ある日急に亡くなりました。
心房細動という心臓に持病があり通院しており、死亡診断書に記載された死因は心房細動だった。
しかし、心房細動という病気は、脳梗塞や心筋梗塞・心不全などの重篤な症状の引き金になることはあっても、直接死因となる病気ではない と、心臓の本には書かれている。
母の主治医に確認したが、「私が死亡診断書を書いた訳では無いので…」と言われた。
それも、そうか。
母の死亡診断書を書いたのは、検視をしてくれた警察の方が紹介してくれた縁もゆかりもない医師だもの。
父が母の解剖を拒んだので死因はあやふやなまま。
あんなに元気だったのに。
一番、元気だったのに。
ただ、亡くなる2週間前くらいから風邪のような症状が続いていたようで、長男が生まれてからずっと週に2日は遊びに来ており、多い時は毎日会いに来ていたのが、その感の2週間は「週末元気になったら行く」、「来週のはじめに遊びに行く」と言っては具合が悪くなって延期を繰り返しており、
亡くなる日も、妹と二人で我が家へ遊びに来る予定でした。
今思えば、心不全だったのかなと。
心不全の状態で心房細動を起こすと、心機能はさらに低下し悪化するそうなので、きっと母はそうだったんじゃないかと思います。
最後に我が家へ来るだけ来て、やっぱり具合が悪くて帰って行った日があったのです。
私が、もしもその時、
「内科ばかりはしごしてないで心臓の主治医に診てもらったら?」
と言えていたら。
もしかしたら、今も母は生きていられたんじゃないかと思うのです。
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